―キィ…
「あ、来てくれたんだ」
「…?」
そこにいたのは、ギャルみたいな女の子たち。
「あの…なにか?」
「あんたウザいのよ」
「えっ?」
あたしなにもしてないけど
……てかした覚えがない。
「モテるからって調子に乗ってんじゃねぇーよ!」
1人のギャルがあたしを押して地面に転んだ。
「いっ……たぁ……」
膝を擦ったみたい……。
「雪都くんは美世のなんだよ!」
「……え?」
リーダーみたいな女の子があたしの目の前に来た。
「目障りなのよ。うちの雪都くん取らないでよね。幼なじみっていいよねー!なにもしなくたって側にいれるんだからー」
「キャハハ!」
嘲笑うように、あたしを横目で見ながら屋上を出ていった―……。