星川とのことが気になんのか?
って柚に限ってねぇな。
「柚…いい加減諦めろ。何度言ったって俺は答えない」
―…星川の気持ちを踏みにじるような真似はしたくない。
「……わかった」
ふてくされながらも渋々わかってくれた模様(笑)
「柚」
「ん?」
「一緒に帰ろうか」
「うん!」
柚。
俺はもう離れないぞ?
柚しかいらない。
柚が好きだから。
―…離れんなよ。
「柚。」
次は俺が―………
「離れるなよ?」
「!?」
柚と約束する番だ。
「返事は?」
「雪からしてきた約束だから守るよ。離れない」
「おう」
夕日に照らされてか、
柚の顔がいつもよりも増して赤かったような気がした―……。