赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

辛うじて出せた言葉は。

「あ、ありがとうございます……」

だけだった。


そのまま僅かに沈黙が落ちる。

気恥ずかしさもあってジュークを直視しづらいキサラは、何か話さなくてはと思考を巡らせる。

だが、逆に混乱していくだげだった。


「その、昨日はあんな時間に突然部屋におしかけて悪かった」

だからジュークの方から話をしてくれてホッとする。


「いえ……。あたしも眠れなくて起きていたので……」

それに、プロポーズはとてもーーとても嬉しかったから。