赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

そんなジュークの辛そうな顔など見たくないのだ。


キサラまで辛い気持ちになってしまう。

だが、続いた言葉でそんな気持ちなど吹き飛んでしまった。



「それでも俺はお前が欲しい。キサラ、お前だけが必要なんだ」

執着とも取れるほどの言葉。

それほどに求められたことがないキサラは、言葉を失い目を見開いた。


「お前が傍にいるだけで、俺には光に溢れた未来が見える。現実的な意味だけではなく、心情的な意味でも」

言葉を募らせるほどに頬に触れる手の力が少しずつ強くなり、彼の思いを語っている様にも感じた。


「だから、俺にとってはお前が太陽なんだ。もう、お前のいない人生なんて考えられない」

必死に語るジュークを見て、キサラは先程より更に鼓動が早くなるのを感じていた。