赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

(こんな時間にわざわざ話すこと? 何だろう……明日のことかな?)


何か急に変更になったことでもあるのだろうか?

だが、それなら別に明日の朝でも構わないのでは?


頭の中が疑問符だらけになるキサラ。

でも、ジュークは「ああ」としか答えずすぐに“話し”を始めてはくれなかった。



中途半端に開いていたドアを閉め、窓際にいるキサラへと近づいて来る。

そうしてキサラの隣に立ったかと思うと、窓の外を見上げた。


つられる様にキサラも見上げると、暗闇に静かに浮かぶ月があった。