赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

優しく微笑みながらキサラをリードするジューク。
そんな彼にキサラもつられて微笑み返す。

セラが相手のときとは打って変わって軽やかに踊れる。

セラの教え方が悪いからなのか、ジュークのリードが上手いからなのか。
どちらなのかは分からないが、ジュークのリードが上手いのは紛れもない事だった。


そんなジュークとのダンスは素直に楽しくて、自然と口元がほころんだ。

向かい合い、互いが相手だけを見ている。
まるで二人だけの世界にでもいるかのようだ。


だが、ふとした瞬間ジュークの顔から笑みが消える。
何か言いたそうな、真剣な眼差し。