赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

本気で言っているのだとしたら相当天然だ。
いや、天然だとしても行き過ぎているか……。


(ああ! ジューク様! 天の助け!!)

キサラは正に救世主のごとくジュークを仰ぎ見た。


「“大袈裟”というような悲鳴じゃなかったぞ?」

セラの言葉に眉を寄せながら近付いてきたジュークは、セラから奪い取るかのようにキサラを抱き寄せる。


ドキッ


ジュークに触れられる事に少しは慣れてきたが、こんな風に男の力でしっかりと抱かれると未だにドキドキする。