赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

キサラもそれなりに様《さま》になって来たとはいえ、まだまだだと言うことに変わりはない。


故に、元々スパルタだったセラの指導は更にキツイものになった……。



「キサラ様、また重心がズレております」

ピシリと棒で背中を叩かれながら注意される。


細い棒なので思いっきり痛いというわけではないが、やっぱりそこそこ痛い。

ましてや何度も叩かれるとなるとかなり痛みは持続する。


今までも叩かれることはあったが、これほど頻繁では無かった。