赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

「……今の貴方にそれを言われたくは無いわね」

今度はあからさまにため息をつくメルリナ。


だが、キサラは正直その通りだと思った。

今まさにラブラブっぷりを見せつけているジューク。

それを見ている周囲はさぞかしうんざりしていることだろう。


だがジューク本人は分かっていないらしく、片眉を上げていぶかしげな顔をしていた。


「まあいいわ。それより今後のことを話しましょう」

「今後のこと?」

話題を変えてくれたメルリナにホッとしながらキサラは聞き返す。