赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

「待って! 本当に待って下さい!」

「無理だ」

「せめてあたしの心の準備が出来るまで!」

何とか食い下がるキサラだったが、返って来たのは自分勝手な言葉だった。


「待てるか。大体お前が可愛いのが悪いんだ」

そうしてまた唇が塞がれる。


(何ですってー!?)

ジュークの勝手な言動に流石に腹が立つキサラ。

初めから勝手な事ばかり言っていたが、今でもそれは変わりないらしい。


思えば初めは首を絞められ、必要無いとまで言われた。

キサラの気持ちや都合など全く考えもせず。


今回もまたジュークはこちらの気持ちなど考えてくれなかった。