赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

「そんなに怖がらないでくれないか? 流石に少し傷付く」

「え? あっ……」

そんな風に言われて気付いた。


これ以上変な事をされない様にとばかり考えていたが、それはジュークを拒絶していると言う事にもなるのだ。

彼に悪い事をしてしまった。
瞬時にそう思う。

だが、ごめんなさいと謝る前に髪を撫でられドキリとしてしまう。


困り笑顔がいつの間にか微笑みに変わり、ゆっくりと髪を撫でられる。

撫でられる感覚が心地良くて、少しポーッとしていたらーー。


「お前は可愛いな、キサラ」

ポツリと恥ずかしい事を口にされた。