赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

「お前には関係無い事だ」

怒りが積み重なり、爆発してしまいそうなのをジュークは必死で耐えていた。

今爆発したら、何をするか分からない。


「関係無い? 大有りですわ」

この声を聞くだけでもイライラする。


「その子の血を飲まなければ貴方は私の所へ来る。何度でも!」

「……れ」


「その子さえいなくなれば、私が必要になる!」

「……黙れ……」

呟く様に言った言葉はアンジーには聞こえない。

彼女は呪うかの様に同じ言葉を繰り返した。


キサラさえいなければ、と。