眠るキサラの唇を奪った事。 貪る様に奪った彼女の唇は柔らかく、時折漏れた声が自分の何かを高揚させた。 あの高揚は何だったのか。 いや、それよりも自分から女に口付けをするということ自体が今でも信じられない。 しかも相手に意識が無い状態で奪うとは……。 あり得ない。 あり得なさ過ぎる。 だが、実際はあり得てしまった。 「……はぁ……」 そうして、思わずため息が出てしまうのだ。