赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

「……やはり秘書を雇うべきか……」

ジュークは唸る様に呟く。


父の代には女の秘書がいた。

父が亡くなってからも母を支え秘書を続けていたが、自分が伯爵となる頃には高齢になっており秘書を辞したのだ。

だから自分が伯爵となってからは秘書がいない。


ダンテが手伝ってくれてはいるが、彼にこれ以上無理をさせるわけにもいかない。

やはり秘書を雇うべきなのだろう。


最近はため息をつく事が増え、仕事にも支障が出て来ている。

効率良く仕事をするためには、やはりいないと困る。


「やはり雇うか」

今度ははっきりと呟く。
そして「あとは……」と別の事に思いを馳せた。