赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

そんな恩人とも言える少年が自分の婚約者なのだ。

悪い気はしない。


このまま全てが上手く行くような気分で目を閉じると、額に大きくて温かいものが触れた。

少し目を開けると、それはジュークの手だと知る。

ジュークはそのままキサラの頭を撫でた。


出会ったときに撫でてくれたのと同じ手。

あの頃より手は大きくなったが、撫でられる心地よさは同じで、疲れていたキサラはすぐに眠りに落ちて行ってしまった。