赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

キサラは泣くのも忘れ、まじまじと少年の綺麗な顔を見つめる。

見れば見るほど太陽の化身にしか思えなかった。


「あたしはキサラ。貴方は太陽さんなの?」

幼いキサラは疑問の答えを知りたくて率直に聞く。


少年は「質問しているのはこっちなんだが……」と呟きながらキサラに近づいた。

キサラの質問には否定も肯定もしない。

だからキサラは呼び方が違ったのかと思いもう一度質問した。


「太陽さんじゃないなら、夕日さん?」