赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

「どうしてあたしなのよ! 貴方のせいで、あたしの人生は散々!」

「っ!」

それは当然の主張だった。


知らないうちに花嫁にされ、ジュークの業を不運として背負わされた。

本来なら守ってくれるはずのジュークは遠い地で知らぬ顔。


冗談じゃない。


「友達は出来ないし、村の人には煙たがれるし! 父さんと母さんは死んじゃうし! 貴方なんて、大っ嫌い!!」

全てをはきだしたキサラは声を上げて泣いた。