赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

必ずしもジュークの好みの女になりたいと思っていたわけでは無いが、あまりにも違い過ぎていて流石にショックを受ける。

(これじゃあジューク様が相手にしてくれないわけね……)

納得すると同時に少し落ち込んだ。



「……キサラ、様?」

落ち込んだキサラが視線を落とすと、アンジーがポツリと疑問の声を上げる。

名を呼ばれ顔を上げると、訝《いぶか》しげな顔があった。


「様って……この子、伯爵家の使用人では無いの? 普通の村娘だと言っていたけれど……」