赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

まさかその伯爵の女性の好みを知りに来たとは言えないため、モゴモゴと言葉を濁す。

だが女性は特に気にする事は無く、キサラにとって助けとなる事を提案した。


「だったら私について来なさい。丁度今からマクスウェル伯爵が来ている店に行く所なのよ」

「ほ、本当ですか!?」

(天の助けとはこの事だわ!)


不運ばかりの人生で、数少ない幸運に出会い心の底から感謝した。


「お願いします! 有難う御座います!!」

大仰なほどの感謝をされた女性は少したじろぎながらも「い、良いのよ」と言ってキサラを連れて行ってくれた。