赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

悪い人達では無いだろうが、娼館街にいると言う事はそういう目的があるのだ。

そこの所もちゃんと考えて手を取れば良かったと、キサラは後悔した。


(あーもう! 本当にどうしようこの状況)

クルスの声はとうに聞こえなくなっている。

例えこの男達から逃れられても、何処へ行けば帰れるのか分からない。


まさしく途方に暮れたときだった。


「男三人でか弱い女の子囲んで何してるの?」

気だるげな女性の声が男達に掛けられる。