赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

体は大きくて少し恐ろしいが、笑顔で助け起こそうとしてくれているのだ。

悪い人では無いだろう。


「よっと!」

掛け声をした男は軽々とキサラを引き起こす。

その力強さにもキサラは驚いた。

女とはいえ、人一人をこんなに軽々と引き上げるとは。


「あ、有難う御座います」

驚きながらもお礼はすぐに言った。


兎に角クルスと合流しなければ。

こんな所で一人になったら城に帰れなくなる。