赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

「え? ちょっと待って……!」

「早く乗って下さい。ジューク様にバレたら引きずり出されちゃいますから!」

「ち、ちょっとー!」


躊躇うキサラをクルスは御者台へと押していく。

セラといいクルスといい、さっきからよく背中を押されると思いながらキサラは御者台の下へ押し込まれた。


思っていたほど狭くは無かったが、少し体を縮こませなければならなくて不自由である。


クルスが何とかスカートの裾を押し込めると、丁度ジュークが来たようだ。