赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜

「そうですか……チッ」

キサラの言葉を聞いたセラは、表情はあまり変わらないものの少し残念そうな声でそう言った。

……あからさまに舌打ちを付け加えて。


(チッ!? ちょっと怖いんですけど!)

「う、んん……」

セラの舌打ちに少し恐れを感じていると、隣から呻《うめ》き声が聞こえた。

そして次の瞬間、ジュークの腕が起きたキサラの体をまた寝かせ、そのままきつく抱き締める。

「うっ、苦しい……」