最初っから彼女の方も優人先輩を気にしてたみたいだったから、生徒会のメンバーは上手く行きそうだと薄々感じてたみたい。



「へぇいいっすねぇ」



優人先輩の話しを聴いてそう言ったのは……タケル君。



なんでかわからないけれど、他校のタケル君が昼時になるとちょこちょこここへやってくるようになっていた。



別に用事がある風でもなく、昼食を一緒に食べている。



先生にバレたら怒られるんじゃないの?



と聞いてみれば、『バレなきゃいいから』と、能天気な返事をされた。



そして、そのタケル君とくっついてくるのが……なぜか桜子。



もしかしてタケル君のことが好きなの?



と訊ねると、『そんなワケないですわ!! 』と、顔を真っ赤にして否定されてしまった。