恋愛野獣会

相当怖かったんだろうな。


今思い出しても、申し訳なかったと思う。


そして、この十字路に差し掛かったとき。


道に似合わず、大きなダンプが通りすぎようとしていた。


「おい、早くこい」


先に渡っていた俺は、振り返ってカヤに言う。