彼方に抱き付いた――泣きついた恋理は、まず怒られた。 いつまでも赤ちゃんみたいに泣いて周りを困らせるのは駄目だって、生真面目な顔で言い諭していた。 それから――彼方は恋理だけにこそっと何かを言った。 その次の瞬間には、恋理は彼方とは学年が違うという事実に不承不承ながら肯いた。 彼方マジック。