「……お前早く嫁さんもらえ」 仕方ないので無言のおかわりを取りに戻る。 入って来た時と同じにベランダから。 彼方の胃は結構無尽蔵だ。 「大丈夫、今土台敷いてる」 「ほんとーか?」 「ほんと」 対象が一人しかいないのはわかってるけど。 こういう話で彼方から積極的な発言があるのは珍しい。