「そこまでして恋理と遊びてーのか?」 「そこまでして遊びたいですよ。だって私ほんとーに友達って希少種ですもん!」 「……哀しいことを開き直って言うなよ。悪かったよ、五回に一回くらいは恋理だけ送り出すから」 「まさかの彼方さんに同情されましたか!」 屈辱だ、と言わんばかりに今度は頭を抱えた。 桐さん、基本テンション高い。 けれど時々ネガティヴっていう、まあなんと可愛い性格をしているんだろうな。 愛らしい。