部活も終わる時間なので、敷地内は生徒が盛りだくさん。 色んな声が聞こえる。 「ひむ、あんたの所為で桐まで恥ずかしい子扱いじゃない。あたしの友達に害加えたら沈めるわよ」 「ごめんなさい」 謝っておこう。 桐さんに変なこと言われんのは嫌だ。 「あ? 安里、お前師弟関係とか言われんの、いいのか?」 皆さんの声を聞いていたらしい彼方が言った。