仇恋アベンジャー


帰宅すると、雄輔もバイトから帰ってきていた。

aomi cafeは昨日で仕事納めのはずだから、今日はビデオ屋の方だったのだろう。

私たちは簡単な帰宅の挨拶を交わし、それ以上は関わらなかった。

まだ住み慣れないマンション、寛ぎ慣れない私の部屋。

松葉杖は玄関に放置した。

私はばたりとベッドに倒れ込み、だけど冷たいシーツに鳥肌が立ってすぐに起き上がる。

誰かが拾ってくれたバッグの中身はほぼ無事だった。

中から携帯を取り出すと、着信を知らせるランプが光っている。