仇恋アベンジャー




キーを差し込みメットケースを開いてサドルに腰掛けながらヘルメットを被る。

キーをonに合わせてスタートボタンを押すと、原チャリらしい軽いエンジン音が鳴る。

クリスマスイブの夜から数日。

私は久しぶりにaomi cafeへと向かった。

真冬のキンキンに冷えた空気が、メットで覆われない部分の肌を刺す。

スカートにタイツを履いただけの脚にぎゅっと力を込め、約20分のドライブ。

私を見た恵一はどんな顔をするだろう。

笑ってくれるだろうか。

それとも怒るだろうか。