「そうよ、今年から変えるんだって。何か生徒からの要求が凄かったらしくてね」
今更な説明をくれた雪さん有り難う。
「でも、だって……こんなまんま女の子の格好して、襲ってくださいとでも言ってるようなもんじゃないですか!?」
掴みかかりそうな勢いのあたしに、怜さんが笑顔で言う。
「だからそう言ったじゃない。ナイトがいないと襲われるわよって」
……そういえばお披露目が終われば分かるわとかなんとか言ってた気が……。
あれってそういう意味だったのーーー!?
「ほーら! そんなことどうだっていいからあんたも準備始めるわよ。時間あんまり無いんだから」
出入り口で未だに戸惑っているあたしを雪さんは室内に引っ張り込んだ。
「あ、黒斗くんは廊下で一応見張ってて」
「はい、分かりました」
雪さんの指示に黒斗がドアを閉める。
あたしは狭い部屋で二人に囲まれ、色々といじくりまわされた。
「やっぱり友はウィッグつけた方いいわね」
「正装が青系ですから、ルージュは赤すぎないものを……オレンジ系がいいかしら?」
正直、オシャレなんてほとんどしたことがないあたしは、二人の会話に口出しなんて出来ない。
今更な説明をくれた雪さん有り難う。
「でも、だって……こんなまんま女の子の格好して、襲ってくださいとでも言ってるようなもんじゃないですか!?」
掴みかかりそうな勢いのあたしに、怜さんが笑顔で言う。
「だからそう言ったじゃない。ナイトがいないと襲われるわよって」
……そういえばお披露目が終われば分かるわとかなんとか言ってた気が……。
あれってそういう意味だったのーーー!?
「ほーら! そんなことどうだっていいからあんたも準備始めるわよ。時間あんまり無いんだから」
出入り口で未だに戸惑っているあたしを雪さんは室内に引っ張り込んだ。
「あ、黒斗くんは廊下で一応見張ってて」
「はい、分かりました」
雪さんの指示に黒斗がドアを閉める。
あたしは狭い部屋で二人に囲まれ、色々といじくりまわされた。
「やっぱり友はウィッグつけた方いいわね」
「正装が青系ですから、ルージュは赤すぎないものを……オレンジ系がいいかしら?」
正直、オシャレなんてほとんどしたことがないあたしは、二人の会話に口出しなんて出来ない。