「え? ちょっと待って、何するの!?」
「何って、報酬貰おうとしてんだろ? 一回ならキスだけでもいいけど、四回だもんな……。それとも? お前のほうからキスしてくれるのか?」
黒斗はそう言ってニヤリと笑った。
あたしが自分からなんて恥ずかしい事、出来ないのを承知で言ってる。
くぅー!
このドS!!
「出来ないよな? だから残りの三つはキスマークにしようとしてるんだろ?」
そしてボタンを全部外した黒斗は、何故かピタリと動きを止めた。
「……? 何、どうしたの……?」
聞くと、黒斗はすっごい楽しそうな微笑みを見せた。
うっ……聞かなきゃよかったかも……。
「それとも、キスマークじゃ物足りなくなったか?」
そう言ってベストのファスナーにまで手を掛けた。
「――っ!!?」
「その先も、してやろうか……?」
艶(つや)めかしい低音ボイスで囁きながら、黒斗はベストのファスナーを下ろしていく。
「えっ、ウソ? ちょっやだぁ!」
ファスナーを下ろす腕を叩きつけたけど、びくともしない。
「何って、報酬貰おうとしてんだろ? 一回ならキスだけでもいいけど、四回だもんな……。それとも? お前のほうからキスしてくれるのか?」
黒斗はそう言ってニヤリと笑った。
あたしが自分からなんて恥ずかしい事、出来ないのを承知で言ってる。
くぅー!
このドS!!
「出来ないよな? だから残りの三つはキスマークにしようとしてるんだろ?」
そしてボタンを全部外した黒斗は、何故かピタリと動きを止めた。
「……? 何、どうしたの……?」
聞くと、黒斗はすっごい楽しそうな微笑みを見せた。
うっ……聞かなきゃよかったかも……。
「それとも、キスマークじゃ物足りなくなったか?」
そう言ってベストのファスナーにまで手を掛けた。
「――っ!!?」
「その先も、してやろうか……?」
艶(つや)めかしい低音ボイスで囁きながら、黒斗はベストのファスナーを下ろしていく。
「えっ、ウソ? ちょっやだぁ!」
ファスナーを下ろす腕を叩きつけたけど、びくともしない。