梶原の温かい手が美奈実の肌をなぞると、堪えきれずに声が漏れる。 彼はそれを口の中で絡め取り、更に絞り出そうとする。 体が熱い。 涙が滲む。 辛かった過去の恋愛に悩んだ自分がバカみたいに思えた。 乾いていた美奈実の心は、梶原にキスをされる度に潤う。 だから美奈実も、更なる潤いを求めて梶原に応える。 「先生……」 舌を這わすこの男は、そもそも私の名を知っているのだろうか。 「先生、可愛い」 先生だなんて、思っているんだろうか。