梶原は笑いながら親指で美奈実の頬を撫で、しかしその感触を楽しむだけでそれ以上のことはしない。 ちょっともどかしい。 だけどそう思ったことは悟られないようにしなければならない。 「そんな顔してるとさ、モテるでしょ?」 「まあ、多少は」 「学校の独身の先生たちとかに言い寄られたりしないの?」 「そうね、多少は」 何よ。 そんなこと気にしてるの? 「あなただって、そんな顔してるとモテるんでしょ?」 美男子とは言えないまでも、可愛らしい顔はこの年頃の女子にはウケがいい。 「まあ、多少はね」