赤い下着の主


 夕食を食べてテレビを見て部屋に戻ると、玉置の部屋に明かりが点いていた。

 干してあった下着や衣類も取り込まれたらしい。

 優はそこに玉置がいると思うと、また急にモヤモヤしだした。

 別に、昨日や一昨日にしたようなことがなくてもいい。

 ただ、会いたい。

 顔を見たい。

 見られたい。

 俺のことを考えて欲しい。

 俺のことだけを考えて欲しい。

 優は窓を眺めながら、

「出て来い~」

 と強く念じてみたが、残念ながら効果はなかった。

「はぁ……」

 ため息をつけば、窓が曇る。

 心も曇る。