少年少女は夢を見る
青春・友情
完
0
- 作品番号
- 638157
- 最終更新
- 2012/03/28
- 総文字数
- 19,187
- ページ数
- 72ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 16,815
- いいね数
- 0
「青春」なんて
そんな綺麗なもの
どこにあっただろう
私たちの間にあったのは
青灰色の淀んだ空と
同じ色に歪んだ願望
それだけだった
aNさま
いいよさま
沖田 円さま
素敵なレビューありがとうございました
この作品のレビュー
夢に見たのは、鮮やかな青の空。 その中に飛び込めたらどれだけ素敵なことだろうって。 こんな汚れた世界から抜け出せれば、どれだけしあわせだろうって。 だけど、見上げれば浮かぶのは、青灰色の歪んだ空。 醜くて、淀んでいて、鮮やかな色など浮かべていなくて。 嗤われて、騙されて、もがきながら悩んで、そうしてみんな生きていく。 互いに離れた場所で寄り添いながら、だけど誰よりも依存して、気付かれないように支え合っていたふたり。 とても純粋で、繊細で、だけど何よりも強い絆には、少し羨ましさも感じます。 笑って生きるには時々辛い世界だけど、笑うことよりも大事なものは、きっとすぐ側に在る。 それはこの世界でしか見つけられないもの。 素敵な夢の中なんかには在りはしないもの。 そして、その手の側で見上げた空は、きっと、今までとは違う空。 素敵な作品でした。 ぜひご一読。
「死にたい」 彼はそういつも口にする。 そんな言葉に、少女はいつも「またか」と思い聞きながす。 徐々にひも解かれる二人の「言葉」の奥の奥。 気持ちの奥底に眠る黒い感情。そして優しい気持ち。 二人は二人でいることで、自分をみて、自分を守ってきたのかもしれない。 ゆったりと心地よく進むにつれて、どんどんと気がつけば彼女たちの想いの中に入り込んでしまうようでした。 二人の関係、会話、その奥に秘められていた、必死な想いはとても痛々しく、だけどとても純粋。 空は毎日誰しもに同じように青空が覆うわけじゃないけれど。 もしかしたらずっとずっと、くすんでいるのかもしれないけれど。 それでも、すてきなのかもしれない。 それもきっと、きれい。 そんな風に思わせてくれます。 ぜひ、ご一読を。
分かりやすく読みやすい描写。 独特のキャラクター。 そして、この作品の世界観。 何をとっても、最高です! 一見、難しそうで深い内容ですが、最後まで読めば納得できるはず。 ラストまでの展開も衝撃的で、どんどん先が気になります。 あたしは超超共感しました! 間違いなくオススメできる素敵な作品です! 皆様もぜひっ\^o^/
この作品の感想ノート
初めまして!
凄く素敵な作品でした!
巡りあえたことに感謝してます(´∀`)
世界観がツボすぎるくらい好きです!
恋人じゃなくて依存し合う少年少女!とか好きなんですよー(笑)
もう3回ぐらい読み返しました(笑)
それぐらい好きです!
素敵な作品をありがとうございました!!
aNさん
こんばんは!
拙作に目を留めてくださってありがとうございます<(_ _)>
軽々しいなんてとんでもない!
きっかけは小さなことで充分ですよ(^^)
最後まで楽しんで読んでいただけたようで何よりです。
そしてそして素敵なレビューまで…!
レビュー通知を見た時びっくりして、何度も読み返してしまいました。
ありがとうございました。
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