おでこが熱い。


先生が……あたしのおでこにキスしたの……?


「えぇぇぇーー!?」


驚きを隠せない。


だって……キスだよ?!


「瑞澤隙ありすぎ!」


子供みたいに笑う先生。


あたしは、また顔がカアッと熱くなるのを感じた。


あたし、真っ赤になりすぎでしょ?!


「瑞澤は分かりやすいなぁ……」


「余計なお世話です!!」


先生を睨みつけると、先生はあたしに向かって優しく微笑んだ。


その笑顔に……一瞬、ほんの一瞬だけ……ドキッとしてしまったあたしがいた。