そして、その音がするたびに、 何故か私の心は次第に軽くなっていく。 ストレスからも、恨みからも、ねたみからも、 叩いている間は、私は解放された。 足にまとわりつくものも、腕にまとわりつくものも、 私が前へ進もうとすることを阻む「それ」は、その間だけ、その力を弱めた。 だから、私は叩く。 私の気持ちが、満足するまで。 悪いのは、私じゃない。 邪魔をする「それ」が悪いの。