「自殺だよ」
多分、その時の私の口調は、
近所のコンビニで何か買ってくるとでも言わんばかりの軽さだったと思う。
「自殺って。・・・なんで?」
驚いたように、彼は目を丸くしながら私の方を向いた。
なぜ驚くのか、この状態を理解していない彼に、私は内心驚いていた。
「別に。・・・生きる意味なんてないから、死のうかなって思った。
ただ、それだけだよ」
自殺はしてはいけない、よくそう言われている。
だから、きっとこんな理由で死のうと思ったなんて言ったら、
この人は怒るに違いない。
それとも、よくある陳腐な「応援」だろうか。
「皆辛いけど頑張っている。だから君も頑張らなきゃ」
皆が辛かろうが、私には関係ない。
辛いのは私であって、他人なんてどうでも良い。


