だけど、浮いたはずの体は。 アスファルトの上には横たわってはいなかった。 右足を確かにおろしたのに、 私は、まだ屋上にいた。 「・・・間に合った・・・」 私は、自分の体が誰かに抱きしめられているのに気が付くのに、 しばらく時間が必要だった。