【短編集】闇に潜む影





施設の友達には、話すことなんてできなかった。


自分と同じ境遇の友達に、この境遇が辛いなんて、


言えるわけがない。


それに、自分が選んだ道だった。


施設の皆と同じ道を選ばなかった故に課された重荷は、


一人で抱えなければならない。







いつしか私は、全てに疲れ切っていた。


すべてやめたい、そう思うようになっていた。







高校生活も、孤児院生活も、・・・、こんな惨めな人生も。