「…だいたい、直也くんも人のこと言えないと思うんだけど。」 それから数分経って、ちょっとしたお茶が、ただの口ゲンカになってきたころ。 浅野目くんが勝ち誇ったように、意味深げに言葉を発する。 直也は一体なにを言い出すんだと、怪訝な顔。 私はというと、浅野目くんの言葉の続きが気になって、黙って耳を傾けていた。 「車で引かれたかもしれないって、散々人を騒がしといて… 結局、携帯を落として、その携帯が車に引かれただけだなんて。」