「言ってないんだから、知らなくて当たり前だろ」


すぐるはそう言い、灰になった写真を靴で踏みつけた。


バラバラに原型をなくした写真が、風に乗って飛んでいく。


「パーティーってどんなのですか?」


律が、興味津々に聞いている。


元々、パーティーやお祭りが大好きで、そういう行事には目がないのだ。


「普通のだよ」


そう言うすぐるに私は思う。


あんな豪邸でする『普通のパーティー』は、きっと私たちからしたら普通じゃない。