「大丈夫ぅ……? 支えてあげようかぁ……」 最初、専門学校で会ったときと同じ口調に戻るルカ。 その表情は楽しそうに笑っていた。 まるで、モルモットを見つけたハイエナのように。 「触るな!」 藤堂はルカを突き飛ばし、そのすきに這うようにしてバスルームを出た。 近くにあったバスタオルで体を拭き、それを下半身に巻きつける。