まゆ
「ねぇ 有美さん」

と いいながら カウンターに入って来た

・・・と 言うことは・・・


今 二人きり?


まゆちゃんも気をきかせて

2人きりにしたんだ と思った

もう限界 もう駄目 
このままここに居られない

帰ろうとして準備をはじめた


「まゆちゃん これ 私からの気持ち
よかったら使ってね
 嫌なら捨てても構わないし・・・」

と用意していたポーチを渡すと

まゆ
「捨てるわけないじゃん!」

有美
「そう言ってくれてうれしいよ
 ありがとね」



ヤバイ また泣きさう・・・

我慢して 最後の洗いものをした


有美
「あっ!まゆちゃん
 私 帰るから康介にこれ渡してて 
 私からのお祝いだからって」

と プレゼントを渡した


まゆ
「自分で渡せば・・・」

冷たく言われた


有美
「そっかぁ ごめんね」