いつもの港に付き別れを言った

有美は泣いた

オレを殴ってくれ!

その方がオレの気持ちも楽になるのに

好きだから殴れないと言った

抱きしめて いつものように

冗談だよ!!と言ってやりたい・・・

胸が痛い!!でも 突き放す言葉を言わないといけない

オレはすごくつらい

有美を寮へと送った

泣いてるだろうな・・・


別れてからしばらくして

有美はお袋の店に来た

またオレは冷たい言葉を言わないといけない

「しばらく来るな 景子に悪い」

そこで景子の名演技

「康君を信じてる」

その言葉で

有美もあきらめがついたのだろう

帰った

のちに お袋に責められたので本当の事を言った

お袋は

「本当にそれでいいのか?」

と何度も尋ねた でも 

オレは変わらない 変えてはいけないんだ

「康介がそれでいいと思うなら
 母さんも協力するから」

と言ってくれた