半年が過ぎた頃

実家の母から久々の電話がかかった

母も 康介の別れを知っている

「どう 元気?」

「うん!!今すごく毎日が忙しくて・・・」

「よかったじゃん 忙しい方が・・・」

「まーね!!」

「それでどう?新しい恋は?・・・」

「それがさっぱり!!人生モテ気ってのが
 あるらしいんだけど
 私 もう過ぎてしまったらしいわ」

「ハハハ・・・」

「ちょっと!笑わないでよ」

「いい話しがあるんだけど お見合いしない?」

「お見合い?」

「そうそう!母さんの知り合いのツテで
いい息子さんなんだって!」

「えー 今はいいわ!」

「そんな事言ってたら婚期が遅れるわよ」

「いいの!いい人が現れるまでは...」

「ダメよ!もう言ったんだから・・・
見合いだけは して!
会うだけで 断っても いいから・・・」

「もー 会うだけよ
結婚なんてしないから」



勝手に決まってしまってる日時を聞いた・・・