「オレを殴ってくれてもいい
 お前が気が済むまで殴ればいい
だけどオレの気持ちは変わらないから」

「・・・・・殴れない・・・
 好きだから・・・・・
 殴れない・・・・」

もう声にならない!

「お前も幸せになれ!」

「お前もって!康介が居ないと
 幸せにはなれないよ!」

「いや オレは守ってやりたいやつが他に出来た!
 そいつのために 今からを生きたい」

「・・・もう無理なの?
元には戻れないの?」

「オレたちも歩きはじめたからもう 後には返れない」

「・・・寮まで送って・・・」


静かに寮へ着いた

「ごめんな!」

「あやまらないで(怒)」

ドン!とドアを閉めて車が出るのをじっと見た