翌日も康介が決めたコースを回り
ようやく帰路についた

「なぁ 港に行ってみるか?」

「あー久々だね」

そう!!はじめて告白された港

あらから 喧嘩したり 愚痴をこぼしたいとき
楽しい時 事あるごとに 行った港!!

「わ−今日も綺麗じゃん!見て見て」

それでも康介は黙って海を眺めてる

「なぁ〜 別れてくれないか?」

「え?」

「お前と別れたい」

「なんで・・・」

「好きなヤツが出来た」

「うそ!」

顔を見たら真剣な顔してる

「いつ?誰?」

「最近ずっと一緒にいて すごく楽しくて
 これからもずっといたいと言うか・・・」

「うそ!私の事は?」

「嫌いになったわけじゃないけど
 お前の事より気になるし
 二頭追うものは一頭も得ずと
 言うだろう だからそいつをえらぶ」

「うそ!じゃあ なんで今日旅行とかしたわけ?」

「最後の思い出」

「いやだ!」